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>>今月の特集
伊予市のグループホーム・土香里さんから、頼もしいボランティア活動がスタートしました。その名も「GBV28」!G(ジジ)B(ババ)V(ボランティア)です。
「本当は誰だって、誰かの役に立ちたい」そんな気持ちに焦点を当てた、素敵な取り組みをご紹介します。
人に頼られるのって嬉しいですよね。
自分のための仕事はなかなか腰があがらなくても、喜んでもらえる、誰かのための仕事だったら張り切ってしまう。
それはお年寄りも一緒。
土香里のおばあちゃん達はとにかくよく働く。
掃除・洗濯・料理の下ごしらえ。
いつも家事の取り合いで、あっという間に終了。
時間はたっぷり、できることもたっぷり!
「自分たちのできることで、誰かの笑顔をつくれたら・・・!忙しいってうれしいこと。もっともっと人生を楽しもう。」
「GBV28」はそんな気持ちから誕生しました。
名前は、平成28年にスタートしたジジババボランティアということで、GBV28に決定!
まずは何事もカタチから。
みんなでユニフォームをつくりました。
認知症で忘れてしまう方も多く、毎回「かわいいなぁ」と新鮮な気持ち。
オレンジは、偶然にも認知症サポーター制度から産まれた、認知症サポーターの印「オレンジリング」と同じ色でもあります。
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せっかくなので、キャラクターを考えて・・・
生地も選んで・・・ |
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こんな素敵なユニフォームができました。
印刷費込みで、一枚1,780円♪ |
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名刺も印刷!
「生まれてはじめてじゃわい。」
「わーすごい。わたしの!?」
テンションがあがる利用者さんたち。
「ばーちゃんすごいの!偉なったもんじゃ。」
「私でも持ったことないよ。すごいねぇ。」
と家族の言葉。 |
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その他必要なアイテムは100円均一で調達!
「ほうきは枝が長い方がええな、腰が痛いけん。」
「ついでにお菓子とジュースも買おかな。」 |
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チラシは、よく目立つようテーマカラーのオレンジで作成しました。 |
ツールがそろったら、今度は活動する場所探し。
近所のグループホームや社会福祉協議会へご挨拶。
行ってみると、いろいろな出会いや発見が。
施設の中にいるだけではなく、自分から外に出て行き、外部の窓口の方と交流するきっかけに。
伊予市の社会福祉協議会のボランティア団体にも登録申請しています!
まずは、ご近所のゴミ拾いから。
やる気満々のメンバー。あっという間に終了です! |
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ウェルピア伊予で落ち葉掃除。
まずは名刺を渡してご挨拶。 |
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30分の予定でしたが、ついつい気になって1時間も作業。
遠足に来ていた高校生がいて、声をかけたら一緒に掃除をしてくれました。
帰りにチキンラーメン号に遭遇!
ラーメンの試食をさせてもらって・・・
やったぁ、ご褒美♪
これからも、楽しく活動を続けていきたいです! |
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私たちの大先輩である入居者は、ただ忘れたり、身体の動きが悪くなっているだけで、私たちの何倍も経験があり知恵もあり技術もあります。
「多分無理やろ」と思うことでもたいがいの事はできます。
ケガや転倒はどんなに注意していても起こります。
「危ないから!」と逃げるのはやめて、家族にちゃんとわかってもらって、なんでもしたい事はしてもらっていいと思います。
することがないって事は私たちでも苦痛であるように、お年寄りだってそうだと思います。
怒ったり泣いたり、笑ったり喜んだりしながら出来る事、したい事をするというただそれだけの普通の事が大切なことだろうと思います。
「何が何でも隣近所と関わりを持たなくてはいけない!」じゃなくて、隣近所でなくても少々離れたところでもどこでも、グループホームの外の世界と関わりを持つ事が入居者にとっても、スタッフにとっても、とっても大切なんじゃないかと思います。
『してあげよう。』より『してもらおう。』
・自分も楽ちん!
・入居者も楽しい!
・家族も嬉しい!
すばらしい取り組みに、感動しました!
誰かの役に立ちたい気持ちは、私たちも、おじいちゃんおばあちゃんたちも一緒。
する側も、される側もうれしくなる素敵な仕組みだと思います。
ユニフォームづくりから、道具選びまで、細かい部分から入居者さんが主体となって活動しているのもポイント。
モチベーションにつながっていると思います!
この素晴らしい取り組みが、どんどん広がっていったらいきますように。
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