愛媛県の高齢者(65歳以上)の割合が30%を超えてきました。
(65歳を高齢者というのも失礼な時代ですが、今回の記事は、以降、高齢者と記載させていただきます。)
介護業界にいると麻痺しがちですが、高齢者のうち介護認定を受けている方はわずか2割。
すなわち、8割の方は、とてもお元気に日々を過ごされています。
スーパーには朝一の行列から始まり、午前中は高齢者の方の独壇場ともいえる場所です。
病院・クリニックは昔から、サロン的な役割は変化がありません。大盛況ですね。
最近、年齢層が変わってきているなぁと感じる場所。
・コンビニ
・ゲームセンター
・スポーツジム
本当に、高齢者の方が増加しております。
コンビニでは、地元小スーパーが担ってきたお話し相手として、レジの前で長話を良く見かけるようになりました。
おぅ!来たぜ!という、通いの店のようになってきています。
ゲームセンターでは、コインゲームなどに特化すれば、低料金でかなり長い時間を遊ぶことが可能です。
反射神経系は難しいようですが、本当に人口が増加してきています。
私の子ども時代は、「ゲームセンターは不良が集まるところ」というレッテルを貼られた最後の時代ですが、そんなこと言ってたら、いまや、ゲームセンターは不良高齢者ばかりです。
スポーツジムでは、私なんか足元にも及ばないほど、体力ありあり、筋肉ムキムキな、程よく引き締まった体の高齢者の方々に刺激を受けています。
男前なインストラクターには、レディの皆さまが大行列を作っています。
高齢者の定義を、そろそろ後期高齢者へと変えてほしいと思う今日この頃です。
さて、今日、ご来社いただいた方に、
ローソンが、ケアローソンとして、居宅介護支援事業所とローソンの併設店舗を増やし始めているというお話をさせていただきました。
(正確には、介護事業者をローソンFC参加させるという手法ですが。)
先ほど書いたように、コンビニには高齢者が集まり始めています。
今後、この高齢者層をターゲットとするため、コンビニ業界はまだまだ伸びしろがあると言われています。
小さな店舗のため、今後は規制緩和で住宅街の中にも進出してきます。
ただ、集客数から見れば、コンビニはスーパーと比べるとはるかに及びません。
逆に言えば、スーパーの中に、居宅介護支援事業所を作れば、8割の元気な高齢者という巨大マーケットを獲得できる可能性があります。
(もちろん、お子さん層(40代〜60代)もターゲットですね。)
それこそ、小スペースで良いですので、住宅改修から、配食サービス、配達サービス、保険外サービス、などなど、一括でご相談いただける可能性が高まります。
地元大手スーパーでは、介護事業も行っておられますが、いかんせん、連携が取れているようには見えません。
他の地元スーパーさん、委託でもよいので、きちんと取り組めば、本当に面白く、意味ある事業になるのではないのかなと思います。
なにせ、スペースいっぱいありますので。
ドラッグストア、電気店、百貨店、などなど、可能性は無限大です。
さてさて、どの業界から始めていくのでしょうか?
(記 平成28年7月19日)
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