2015.04.24今月のメディカサイト特集

『建物よりも、サービスを知ってほしい!誰にでもわかりやすい施設パンフレットを!』

メディカサイトでは、これまでに約400ヶ所もの介護施設の取材をさせていただきました。
その際に、必ず拝見させていただいているのは、施設パンフレットです。
施設パンフレットといっても、作り方や内容は様々。
その中で、ひときわ目立っているのが、社会福祉法人ふたば会さんのパンフレットです。
『これがパンフレットですか?』と思わず聞いてしまうような、かわいらしい表紙。
でも、中身にはふたば会さんの『想い』が、わかりやすく、しかもぎっしりと詰まっています。
施設の『想い』をわかりやすくお伝えしていることはもちろん、介護サービスとは何か?ということも、とてもわかりやすく書かれてあります。
ご家族さんや、見学の方、施設訪問の生徒さんにも大好評!
今月のメディカサイト特集は、この施設パンフレットを、皆さんにご紹介させていただきたいと思います。

 

futaba
社会福祉法人 ふたば会
施設所在地
〒792 – 0856
愛媛県新居浜市船木959-3
Tel (0897) 40 – 0515
Fax (0897) 40 – 0886
http://ww9.tiki.ne.jp/~futaba/

メディカサイト紹介ページはコチラ >>>
http://www.medica-site.com/shisetsu_detail.php?recid=421

施設概要
特別養護老人ホーム 定員 80名
ショートステイ 定員 4名
デイサービスセンター 定員 35名
居宅介護支援事業所
在宅介護支援センター

「愛ある安心 感じる満足」を経営スローガンに、私たちは一人ひとりの尊厳と権利を守り、利用者及び地域の要望に応えることにより、安心と満足をお届けして社会に貢献することを基本理念としています。
「安心」とは、ふたば荘の存在が地域のセーフティーネットの一翼を担い、利用者本位の立場で対応をしてくれるという信頼を基に成り立ち、「満足」とは、それぞれの方の思いに応えて、その人らしい暮らしの実現をお手伝いさせていただくことで感じていただけると思います。
そのために、職員は専門職として誠意と誇りをもち、「心」「知識」「技術」を磨いてその使命を果たせるよう努めています。

shiraishi
ふたば荘
施設長 白石 正 さん

施設長の白石さんに、
パンフレットの歴史についてインタビューしてきました。

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昭和53年8月4日、社会福祉法人ふたば会が設立され、介護事業をスタートしました。
設立当初はチラシ型の施設案内でしたが、その後、パンフレット型の施設案内を作成しました。

平成8年に、デイサービスセンター、在宅介護支援センターを開設しました。
それに合わせて、施設パンフレットも作りかえることとなりました。
まず、表紙を施設の外観写真ではなく、イメージ的なものにしようということで、ふたば荘の名前の通り、ふたばのイメージ画像を使うこととなりました。
まだ中身は普通の内容でしたが、当時としては、普通の施設パンフレットとはひと味違う雰囲気のものに仕上がりました。

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▲二代目パンフレット

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▲三代目パンフレット
 

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平成12年に介護保険制度が始まり、介護の仕組みが従来と全く違うものとなりました。
1年経過した平成13年、新制度への対応も落ち着いてきたということで、パンフレットの作り直しの時期となりました。
ちょうどその頃、私の大学時代の後輩から、(有)ナノ・クリエイティブさんという会社をご紹介いただきました。
施設見学、取材をしていただき、じっくりとお話を聞いていただいて、ご提案いただいたものが、これまでの常識を覆す、全く違うものでした。
ふたば荘は、昭和53年に開設しているため、平成13年時点では、すでに20年を超えた建物となっていました。
時代や用途に合わせて、様々な改修工事を行ってはおりますが、新しい施設と違い、建物を自慢できるわけではありません。
しかしながら、ハード面で勝負できなくても、サービス面では、日々、全員で力を合わせてより良いものになるよう取り組んでおります。
そこで、ふたば荘は、サービス内容をアピールしていくことが一番ではないか?というご提案となったのです。

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施設パンフレットのタイトルは、
『ふたば荘がわかる本』
ふたば荘において、どういうことをしているのかというよりも、『どういう思いでサービスを提供しているのか』ということを中心に作成いたしました。
それぞれの部門の長への、インタビュー形式でサービスをご紹介していくという構成となっており各部門の思いをわかりやすくご説明させていただきました。
よそにはない施設パンフレットができたと、自分達も大満足でした。
思いを中心に書いておりますので、具体的な設備はわかりにくいという欠点がありましたが、『ぜひ、一度見にきてください!』というコミュニケーションに繋がっていきました。
ご家族や他のご施設の方からは、『変わっている!』『わかりやすい!』と大変好評をいただきました。

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▲四代目パンフレット

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平成18年は、介護保険制度の大幅な改訂がありました。
1年後の平成19年に、前回のパンフレットが終了したこともあり、リニューアルすることとなりました。
今回も、(有)ナノ・クリエイティブさんにお願いしております。
さすがに企画会社ですので、『同じものは作らない!』というこだわりがあります。
前回は、『わかる本』ということで、ふたば荘を知っていただきましたので、今回は、中身をよりわかりやすく具体的にすること、文字を大きくすること、パンフレットの形を正方形にすることで、より親しみを感じていただけるように心がけました。
新しい施設パンフレットのタイトルは、
『ふたば荘といっしょ』
よりよい介護をご提供するためには、施設側が頑張るだけではいけません。
入居者さん・利用者さん、ご家族の皆さん、そしてふたば荘のスタッフが一体となってサービス提供を行っていかなければ、満足できるサービスは生まれないのです。

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▲五代目パンフレット
そういう意味で、
『一緒に過ごしませんか?』
『一緒にお世話をしませんか?』
という両方の意味を込めて
『ふたば荘といっしょ』というタイトルになったのです。

 

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文字も大きく、読みやすくなりましたので、デザイン面に加え、実用性もアップ!
学生さんの実習や、見学の方が来られた際には、この施設パンフレットを読んでいただくことで、ふたば荘の思いやサービスを、ものすごくわかっていただけるようになりました。

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介護施設も複数施設経営の時代になっておりますが、ふたば荘は1法人1施設の運営です。
すなわち、昔ながらの個人商店のようなものです。
しかしながら、ショッピングセンターにはない専門性、すなわち個性があります。
その『思い』を、この施設パンフレットに載せています。
施設パンフレットの『思い』にサービスがついていけるよう、スタッフ一丸となって取り組んでおります。
ふたば荘のすべてを、『思い』を、皆様に知っていただき、『いっしょ』になって、よりよい介護サービスをご提供していけるよう、今後も努力していきたいと思います。
パンフレットをご覧になった後は、ぜひ、一度見にきてくださいね!
『現在のパンフレットを、ぜひ、ご覧ください!』

皆さんのお越しをお待ちしております。

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