2019.06.04カリスマスタッフ

第149回カリスマスタッフ デイホーム ふゅうちゃあ 生活相談員・臨床美術士 渡部華代さん

【 ひとこと 】

人と関わる仕事がしたくて、大学の時から福祉を専攻。
すぐに介護の仕事をはじめました。
その間、プライベートで受講したアートセラピーがとても楽しかったため、「子どもへの感性教育のために」と臨床美術士の資格を取得。
ふゅうちゃあに入ってからは、その資格を活かし臨床美術の時間をつくることになりました。

臨床美術とは、独自のアートプログラムを用いて、創作活動そのものを楽しみながら認知症の予防や改善、心の解放や意欲の向上、何らかの問題を抱えた子どもたちの回復を目指すアートセラピーです。
認知症の方は、つくったものもすぐに忘れてしまうことが多いですが、大切なのはその一瞬の「楽しかった」。
臨床美術は、使う材料も本格的。「本物」を使うことで、感性が呼び起こされます。
何色を選ぶかなど、活動中に「選択」のシーンが出てくるのもポイントです。
頭と心を使って、自分の内面を表現。
完成したら、みんなで鑑賞会を行い、フィードバックをもらうことで「肯定される」「居場所を感じる」という経験をすることができます。

介護にかかわらず、臨床美術をもっと愛媛に広めるべく、イベントや研修会を企画したり参加したりしています。
必要としている人に届くように、これからもまずは私自身が活動を楽しんで、もっと上の資格取得も目指していきたいです。

 

【 推薦者より 】

渡部さんは、県に8人しかいないと言われる臨床美術士。
その資格をぜひ生かしてもらいたいと思い、レクレーションに臨床美術を取り入れることにしました。
2時間の臨床美術の時間は、スタッフにとっても、利用者さんにとっても楽しみな時間。
渡部さんの「自主的に取り組む姿勢」から、「臨床美術の楽しさ」がどんどん伝わって、渡部さんに刺激されて臨床美術の勉強をはじめた方もいます。
これからも、まずは自分が楽しんで、「楽しく自主的に取り組む大切さ」を伝えていってほしいです。

 

この日は、「紫キャベツの迷路」というタイトルで、
紫キャベツを見ながらアクリルガッシュを使った作品作りをしてもらいました。

 


色とりどり、個性たっぷりの作品が出来上がりました。
完成した作品に一つ一つコメントをつけて紹介するのは、臨床美術で最も大切な時間です。

 

 


デイホーム ふゅうちゃあ
愛媛県松山市大可賀二丁目8番34号
TEL 089-952-0661

 

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