「総合福祉施設　みかんの里」では、大切にしていることが４つあります。
それは、「楽しむ」・「繋がる」・「いきがい」・「共生」です。

楽しむ・・食事を楽しむ、会話を楽しむ、人とのふれあいを楽しむ。
楽しみが生きる力をあたえます。
みんなが笑顔になり、充実した日々を過ごせるように支えたい。

繋がる・・利用者さま、ご家族、そして職員。
お互いがおもいやりの気持ちで繋がることで、やがてそれは絆となります。
そばに寄り添い、互いに支えあい、なくてはならない存在でありたい。

いきがい・・生涯いきがいを持ち続けられるよう、リハビリを通して利用者さまの生きる力を引き出し、希望を持って生活できるよう共に歩みたい。

共生・・人と人、人と地域、人と自然。
共に信頼しながら生きていくことで絆が深まり、そして、自然と感謝の気持ちがあふれる場を築きたい。

私たちが目指しているのは、関わるすべての人たちを幸せにし、喜んでもらえる存在になることです。
それがこの施設の本来の姿であり、使命であると考えています。
共に楽しみ、いきがいを持ち、さらに、人と地域との絆を感じられるぬくもりのある施設を実現したいと思っています。
また、共に生きることを支え合う仲間として、利用者さま、地域の皆さまの良きパートナーとして笑顔あふれる豊かな地域づくりにも貢献していきたいと思います。

松山北環状線を北条方面へ向かい、谷町にある「スポーツ　デポ」さんの信号を左折した突き当たりに「小規模特別養護老人ホーム　みかんの里」は、あります。
田園に囲まれた静かな場所で、春は川沿いに菜の花が咲き、のどかな風景をのんびりと楽しみながら過ごすことができる環境です。
2階建ての建物で、小規模特別養護老人ホーム、グループホーム、ショートステイが併設しています。
1階には、地域交流スペース「cafe mikan」（カフェみかん）があり、地域の方も気軽に立ち寄れる憩いの場となっています。

全室個室となっており、ベッド、洗面所、トイレ、チェスト、空気清浄機が備え付けてあります。
ご自分の使い慣れたものを持ち込んでいただくこともできますので、お好みのお部屋にして過ごしていただけます。
トイレは、ドアと壁が大きく開く造りになっておりますので、車椅子でも入りやすく、介助もしやすくなっています。

3つのユニットがあり、それぞれに「はるか」・「まどんな」・「はるみ」と柑橘類の名前がついています。
各ユニットに明るく開放的な食堂兼リビングがあります。
明るく広々としたスペースで、住み慣れた我が家のように居心地が良く、利用者さまは一日の大半をここで過ごします。
木の柱や梁が見え、木のぬくもりを感じさせる空間になっています。
中庭には木を植えており、皆さんが集える場所となっております。

2階にはご家族向けの宿泊室があり、2,000円でご宿泊いただけます。
和風旅館の一室のような畳のお部屋で、シャワー室も完備されています。

お食事は、職員の手作りで栄養バランスを考えたメニューとなっています。
お一人お一人の体調やご希望に合わせて、刻み食などにも対応しております。

特浴2ヶ所と機械浴の個浴があります。
体調や身体の状態に合わせて、安心して入浴していただけます。

「みかんの里」では、季節の行事や、外出など年間を通じて、たくさんの催し物を予定しています。
お誕生日はみなさんにとって特別の日なので、お誕生会を開き、みなさんで楽しくお祝いします。
また、地域の方と一緒に楽しめるお祭りなどにも参加し、地域の方との交流も図っていきたいと思っています。

1階には、「地域交流スペース」があり、入居者さまに地域の空気や賑わいを肌で感じてもらう場となっています。
道路側に隣接するガーデンテラスを開放することで、地域の方にも気軽に立ち寄れる憩いの場としてご提供しています。

いかに地域の方に理解していただき、共に支えていけるか。
地域でいかに最期を迎えることができるか。
常にそれを考えながら、安心して暮らせる地域づくりに貢献していきたいと思っています。

特別養護老人ホームは、介護度の重度な方がご入居されていますが、そんな中でも安心・安全なケアを心がけ、利用者さまお一人お一人が今まで大切にしてきたことを叶えられる取り組みを行っていきたいと思っております。
出来るだけ自立を支援できる取り組みを考え、その人のできることを引き出し、その人のできることを支えるケアを心掛けて参ります。