大洲記念病院併設の「ひまわり」の姉妹施設として、平成13年10月より長浜町に「長浜ひまわり」が開設されました。
「人が、まん中の介護」をテーマとし、明るく家庭的な雰囲気の中で、一人ひとりの能力と状況に応じ、自立した日常生活を営むことができるように、また地域の方々との結びつきを大切にして、一日も早くご家庭へ復帰していただけるように支援しています。
当施設では「包括的ケアサービス施設」「リハビリテーション施設」「在宅復帰施設」「在宅生活支援施設」「地域に根ざした施設」という5つの役割機能を果たすべく目的に向かって、日々努力しております。

肱川沿いの県道大洲長浜線から、白滝大橋を渡ってすぐのところに位置しています。
近くには、もみじと滝で有名な『白滝公園』があり、11月には白滝公園滝まつり・るり姫まつりが行われます。
赤の開閉橋『長浜大橋』で有名な長浜の少し上流で、神秘な自然現象『肱川あらし』の通り道にあり、緑に囲まれた自然豊かな施設です。
玄関を入ると、明るいロビーが迎えてくれます。

デイスペースは、機能訓練室とデイルームが一体となった、広々としたオープンルームとなっています。
テーブル席や和室があり、思い思いの場所で過ごしていただけます。
ミニキッチンも備え付けてあり、おやつ作りなどで使用しています。
ルーム内には、あちこちに利用者の作品を飾っており、賑やかで楽しい空間となっています。

4つの食事形態（常食・きざみ食・ソフト食・嚥下困難食）があり、お一人お一人に合った食事を選択していただけます。
食事の基本はお米から。ということで、「米はとにかくうまい米を！」と宇和島の三間の米を使っています。
皆さんには美味しいと大好評です。
また、冷凍食品は使わずに、自然の素材を使うことを心がけています。
栄養士を中心に昔ながらの季節の行事を考えて工夫し、季節に合った料理をお出ししています。
入居者には地元の方が多いため、鮎の解禁日（6月1日）には鮎の塩焼きをお出しして、喜んでいただいています。
月に一度の誕生会には、行事食を。また月に2度程「ひなおくり」「お彼岸」など節目節目の祝い事には重箱でお出ししています。

一般浴、個浴、特浴（ストレッチャー・座椅子式）があり、体調やレベルに応じて入っていただけます。
入れる方は、訓練も兼ねて個浴に入っていただいています。
個浴にはひのき風呂もあり、香りを楽しんでいただいており、皆さんに大人気です。
しょうぶ湯やゆず湯などの季節のお風呂や、入浴剤などでの入浴も楽しんでいただいています。

施設全体の大きな行事としては、運動会と収穫祭（餅つき大会）があります。
収穫祭では、畑で収穫した芋を焼き芋にして販売したり、利用者さんやご家族とともに15臼ほど餅つきをして、つきたてのお餅を食べたりなどして、行事を通して触れ合いを広げています。

デイケアにおいては、月間スケジュール表に従って、日替わりのレクリエーションや週1回の外出、料理教室、クリスマス会など季節に応じた行事を楽しんでいただいています。

利用者にはリハビリを目的とした方が多く、リハビリマネジメントをしっかりと行い、1人1人に合ったプログラムを組んで、個別リハビリテーションが行われています。
その他にも、音楽療法・集団リハビリ・言語聴覚士による学習療法などが行われています。