『　おいで　』とは…
①「　行く　」「　来る　」「　いる　」ことの尊敬語
②『　おいでなさい　』の略語で「　来て　」の親しみのある言い方　　　…です。

「　気軽においでてくださいね　」という思いを込めて・・・『　おいで家 　あすなろ　』は誕生しました。

おいで家　あすなろ　は、何らかの支えがあれば、これまでと同じように暮らし続けられる可能性を最大限に引き出すことにこだわり、『　必要なひとが　必要なときに　必要なだけ　』利用していただけます。
ご本人やご家族の『日常のちょっと困った！助けて欲しい！！』に対して、いつも『　通い　』で行っている場所の顔なじみのスタッフに、あるときは『　訪問　』で、またあるときは『泊まり』で必要なサポートを受けることができるため、安心してご利用いただけます。
何も特別なやり方をするのではなく、『その人らしさ』とこれまでの『　暮らしぶり　』を大切にしながら、仲間やスタッフと共に家事や趣味などを楽しむ『　生活リハビリ　』を中心に、『　持てる力　』が発揮できるよう、『　ゆっくり 　一緒に 　楽しく　　暮らしを支える　』（　=　ライフサポート　）が私たちの目指すかたちです。

しまなみ海道のおへそに位置する伯方島の北浦地区にあります。
広々とした敷地に立つ木造・平屋建てで、緑の山々に囲まれた静かな環境の下、ゆったりと過ごしていただけます。
敷地内には石造りの井戸や噴水があり、ホッと一息つける『　憩いのあずまや　』となるよう、これからゆっくり時間をかけて作り上げていきたい・・・そんな気持ちあふれる可能性　∞　の空間となっています。

高い天井、大きな窓、木の温もりが感じられる落ち着いた雰囲気のリビングとなっています。
リビングの延長線上にある畳の間は、障子越しのやわらかい光の中で、のんびりくつろいでいただけます。
また、一角にはオープンカウンターのキッチンがあり、生活の中にある音やにおいを感じながら過ごしていただけます。
お一人お一人の生活リズムに合わせたご希望の時間やかたちで利用でき、夕食を食べて帰っていただくこともできます。
『　通い　』は1日15名までご利用していただけます。

完全個室で、ベッド・寝具・冷暖房・洗面台等用意してあります。また、お一人お一人のご希望により、和室・洋室を選んでいただけます。
ご本人やご家族の急な事情にも対応でき、いつでも気軽にお泊まりしていただけます。
『　泊まり　』は1日9名までご利用していただけます。

『　通い　』を中心として、その日そのときの事情により、いつでも『　訪問介護を受ける　』ことができます。
『　通い　』につなげるきっかけづくりや安否確認といった内容から、家事援助や身体介護等、日常生活上の必要な支援を通して、自宅で過ごされている時間帯を支えています。
いつでも家とおいで家を行き来できる雰囲気、その関係作りのためにも顔なじみのスタッフによる『　訪問　』は必要です。

管理栄養士のたてたレシピをベースに、皆さんの声を取り入れながら、リビングの一角にあるオープンキッチンで毎食作っています。
畑でできた野菜を収穫したり、地域の方にいただいた季節の食材で、食卓におかずが一品追加されることもあります。
買い物や皮むき・野菜切り・配膳・片づけ・・・など、お一人お一人の『　持てる力　』に応じた役割を見つけながら、一緒に食事を作り、みんなで楽しく食卓を囲んでいます。
お誕生日には松花堂弁当を作ってお祝いをしたり、おやつ作りも楽しみの一つです。

個浴（固定式）とひのきのお風呂（可動式）があります。
お一人お一人のタイミングを大切にしながら、希望される時間や頻度で、お一人ずつ入っていただいています。
特にひのきのお風呂が人気です。

演奏会・演舞会・お祭り・ボランティアの方の来訪などの大きな行事は、隣接する『介護老人保健施設 あすなろ』『デイサービスセンター はなみずき』と合同で行っています。
おいで家の日常は、朝のあすなろ体操・健口体操・指の体操・竹踏みに始まり、その日の気分や皆さんのご希望を聞いて、園芸・掃除・洗濯・調理・お出かけ・・・など、それぞれのペースを大切にしつつさりげないきっかけづくりを行い、ふれあいの時間を楽しんでいます。
書道や手芸など、趣味・創作活動にも取り組み、リビングの雰囲気づくりに一役かっています。完成した作品の一部は、地域の文化祭での発表という目標を持って行っています。
また、畑づくりにも力を入れており、水やりや草ひきなど皆さんの手入れのおかげで、すくすくと野菜や花が育っています。
おいで家では、毎月1回「　おいで家茶屋　」を開店し、あすなろ（老健）の皆様をエプロン姿でおもてなししています。開店日には、地域の方にも協力していただき、手作りおやつと飲み物片手にカラオケや団欒を楽しむ等交流を深めています。次なる野望は、出張茶屋です。
おいで家　あすなろ　は、ご利用者だけでなく、ご家族・ボランティア・地域皆様方が、気楽に立ち寄れくつろげる『　憩いの家　』でありたい・・・と、強く願っています。