特別養護老人ホーム皆楽園には、所在地の「皆江」の皆を冠し、すべての利用者さん・地域の人たち皆が共生し楽しい毎日が送れるようにとの思いが込められています。
平成20年、ユニット型特養として開設し、入居者さんの自立支援・オムツはずしに積極的に取り組み、より質の高いケア提供を目指しています。
それと同時に、楽しい・きれい・安心と思っていただけるような日常生活が大切と考えています。そのためにお花を植えたり、絵を飾ったりと環境整備にも力を入れています。
職員自身が楽しいと思え、ここでよかったと思える施設作りが利用者さんへのサービスの質に繋がると考えています。
また、ご本人様、ご家族様の意向に応じて看取りも行なっています。終の住まいとして人生の締めくくりに立ち合せて頂くことは、その方と何らかの強いご縁があったということで、とても有難く思いながら終末期のケアを心を込めてさせていただいております。

三瓶町朝立の河口から国道378号線を南へ約7キロ進んだ海沿いにあり、須崎海岸に面しています。
建物からは、三瓶湾の海と夕日が沈むすばらしい景色を見ることができます。
また、西予ジオパークの見学ポイントの一つ、地殻変動でできたマンモス岩も眺められます。
建物内には、「デイサービスセンター皆楽園」とショートステイを併設しております。
建物は、木造平屋建てで、津波対策として海抜7メートルの位置にあります。
ご来所の際には、看板を目印にお越しください。

お部屋は全室個室で、プライバシーをしっかり確保できます。
ベッド・テレビ・床頭台・収納ボックス・洗面所・トイレ・エアコンが備え付けてあります。
大きな窓があり、とても明るいお部屋となっています。

ショートステイも含めて、各10室の6ユニットに分かれており、それぞれ、西予市に咲く花から、あじさい・れんげ・のじぎく・はまゆう・カンナ・さくらと名前をつけています。
各ユニットには広々として明るいリビングがあり、テーブル席やソファー席など、お好きな場所でのんびりとご自由にすごしていただけます。
また対面式のキッチンもあり、お食事の時間にはご飯を炊く香りが漂います。

栄養士のたてる献立表によって、地元の食材を取り入れた見た目にもこだわったお食事をお出ししています。
各ユニット毎でご飯を炊いており、利用者様の目の前でおかずを盛り付け、できたてのご飯を食べて頂けます。
食形態についてはお一人お一人の状態に合わせて4段階にわけて用意し、食べる楽しみを持っていただけるようご支援します。

お風呂は、2つのユニット毎に、ご家庭と同じような個浴が設置してあり、マンツーマン対応でゆっくりと入っていただけます。
また、お身体の状態に合わせて特殊浴槽も御利用していただけます。

日常では、レクリエーションを行いながら、ゆっくりと過ごしていただいております。
季節の行事は、節分やお花見、三瓶の花火大会の見物、クリスマス会、もち会、遠足などを行います。
また、月に一度、お誕生日会を開催してお祝いしています。
8月に行う施設の夏祭りには、利用者さんやご家族、地域の方々などがたくさん集まり、お菓子まき、抽選会や太鼓、夜店などで盛り上がります。
春のお花見や秋の観月会には、地域のお一人で住まわれているお年寄りをお招きして、一緒に楽しんでいます。
毎年4月に行っている施設の開園記念日は大きな行事です。
その日は、職人さんによる握り寿司の実演があり、利用者さんの目の前で好きなお寿司を握ってもらい、希望される方にはお酒もお出しして、楽しんでいただいています。